本名:市村 宏
声楽家・俳優・ソウル歌手。
1960年1月15日生まれ。
国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。
岡山廣幸、A.Ferrin、O.Edelmanの各氏に師事。
在学中より藤原歌劇団合唱部に入り、『ラ・ボエーム』をはじめ、数多くのステージを踏む。
また、小劇場演劇に誘われ、多くのステージを踏んだ。
卒業後、二期会で研鑽を積む傍ら、オペラデビューを果たし、数々のオペラに出演。
代表作に、『コジ・ファン・トゥッテ』のドン・アルフォンゾ、『魔笛』のザラストロ、『リゴレット』のスパラフチーレなどがある。
その合間を縫って、イタリア、ドイツ、オーストリア、アメリカ各地にて、発声や演技の指導を受ける。
生来の芝居好きから、ミュージカルの道へと誘われ、オフ・ブロードウェイミュージカル『ジェニーの肖像』の日本初演メンバーに抜擢、ミュージカルデビューを果たす。
以降、帝国劇場『ラ・カージュ・オ・フォール』、銀座セゾン劇場『安土』、FM東京ホール『若草物語』、青山劇場『十二ヶ月のニーナ』、サンシャイン劇場『シグナスとレオ』、東京芸術劇場『船長』、天王洲アイル『リトルショップ・オブ・ホラーズ』など、東京の主要劇場にてメインキャストとして出演、その低音の美声と特異なキャラクターを高く評価された。
同時に、歌唱指導・音楽監督をも任される様になり、FM東京ホール『恋でいっぱいの森』、シアターアプル『グスコーブドリの伝記』では、音楽監督兼指揮者を務めた。
ミュージカルの公演で出会ったブラザートムの要請で、Special Soul Unit REAL BLOODに加入、ソウル歌手としても活動を開始。
そのUnitで、フジテレビ「ポンキッキーズ21」に出演し、準レギュラーを務めた。
その後、三輪えり花と出会い、三輪の主催する「シェイクスピア遊び語り」シリーズのレギュラー出演者となり(第5弾、第7弾~連続出演)、シェイクスピア俳優としての活動も開始、各公演ともに極めて高い評価を得ている。
2018年9月には河合祥一郎演出の『お気に召すまま』に抜擢され、読売新聞にてその「柔らかい歌声」を絶賛されたのをはじめ、各方面からもその卓越した歌唱表現を絶賛された。
2021年1月にはNHK『ラジオ深夜便』に出演し、ファンを全国に拡げた。
また国際演劇協会・英語圏部会の公演には、『オズの魔法使い』(魔法使い)、『シンデレラ・シンデレラ』(国王)、『エドウィン』(トム・マージョリーバンクス)、『賢者の贈り物』(ナレーター)等で度々出演しており、いずれも好評を博している。
この様な多ジャンルでの活動経験から、クラシックやミュージカル、更には演劇の台詞等に到るまで、発声や滑舌に関するあらゆる問題を解決する「Luther Voice Method」を開発。
そのフィジカルトレーニングを取り入れた発声指導、歌詞の発語やドラマ性を重視する歌唱指導は、これまでに多くのオペラ歌手、ミュージカル俳優、俳優、声優等の支持を得ている。
山梨県オリジナルミュージカル『シンデレラ-ねずみたちのプリンセス-』(芸術監督:三輪えり花)では、ミュージカル・スーパーバイザーを務め、公演を大成功に導いた。
また、現在に至るまで13回のリサイタルを催し、クラシックからビートルズ、ソウルミュージック等からコミックソングに至るまで、ジャンルを越えた選曲と歌唱表現で、大好評を得ている。
2021年1月には、新型コロナウィルス感染症が蔓延する中、世の中の芸術活動が停滞する中で、無観客による生配信ライブを行い、大成功を収めた。
2021年3月には、初作詞作品・合唱曲『筋肉でマッスル』(作曲:梵天丸/ピアノ:伊藤那実)が、テレコーラス・プロジェクト/第二回テレコンにて、審査員賞/佐藤賞3位・一般賞/エンタメ性部門4位/とにかく好き!部門2位を受賞した。
また2022年、アニソン・ドラマ主題歌・ゲーム・ボカロから電波ソングまで、 或いは副次的文化系解釈による日本歌曲などの独唱イベント『副次的文化系歌曲祭』を立ち上げ、その運営委員長を務めている。
2024年2月には、第13回リサイタルにて、シューベルト『冬の旅』全24曲を演奏し、各方面から高い評価を得た。
現在、東京二期会会員(市村ヒロシ名義)。
国際演劇協会日本センター会員。
昭和音楽大学 非常勤講師。
Special Soul Unit REAL BLOODメンバー(Luther “No.1” 市村名義)。
Luther Voice Methodボイスビルダー。
NPO法人 女性とくらしのネットワーク副理事長。
表現者団体 宏声会を主宰。
https://luther-net.com